【板橋区議会】2026年・令和8年第3回定例会「決算調査特別委員会総括質問」をおこないました

板橋区議会議員の横川たかゆきです。
令和8年10月22日に「令和8年第3回定例会」の決算調査特別委員会で、総括質問をおこなってきましたのでご報告いたします。
横川たかゆき今年の3月に引き続き、皆さまからいただきましたご意見やご要望をもとに、板橋区に質問してまいりました!
板橋区公式HP:令和8年第3回定例会 決算調査特別委員会 総括質問通告一覧


前提:決算の「総括質問」とは?(板橋区議会)





最初に、「決算の総括質問ってなに?」と思われる方も多いと思いますので、かんたんに説明します。
「決算(けっさん)」とは、前の年度に区がお金をどう集めて、どう使ったのかをまとめた結果のことです。
板橋区議会では、決算を審査するために「決算調査特別委員会」が設けられます。
今回は、令和8年9月18日から10月28日まで開かれた「第3回定例会」の中で、令和7年度の決算を審査しました。
1年間の結果を確かめて、次に生かす質問
「総括質問(そうかつしつもん)」は、この決算審査の中で、議員が区政全体について質問する場です。
- 予算が計画どおりに使われ、成果が出たか
- 区のお金(税収や基金)の状況と、これからの財政運営
- 各部署の取り組みの結果と課題(防災、教育、福祉、環境など)
お金の使い方を確かめるだけでなく、「その結果をこれからの区政にどう生かすか」について、議員が質問し、区側(区長や区の職員など)が答えていく形式です。



要約すると「この1年、区のお金はしっかり使われたか?その結果を、これからの板橋にどう生かすか?」を、議員が一つひとつ確認し、必要があれば改善を求めていく場、それが決算の「総括質問」なんです。
横川たかゆきが総括質問で質問した内容はこちら(令和8年第3回定例会)


- 財政運営について
- 基金運用益について
- 防災について
(1) 防災関連製品展示商談会の成果について
(2) 避難所訓練について - 民泊による生活環境への影響と条例改正について
- いたばし地域クラブ「野球クラブ」について
- 板橋区立エコポリスセンターの事業展開について
今回は、上記の内容を板橋区に質問してきました。
1 財政運営について





区の財政のゆとりを示す「経常収支比率」(低いほど良い)は、令和7年度で72.3%と、23区の平均より良い水準です。
一方で、福祉にかかる費用や学校・公共施設の老朽化対策、物価や建設費の上昇で、今後は支出が増える見込みです。
税収が好調な今、区民サービスと将来への備えをどう両立し、10年・20年先を見据えた財政運営をどう進めるのでしょうか?



区民税が増えているのは、賃金の上昇に加え、人口が増えて税金を納める人が増えたことが要因です。
ただ、景気や税制改正の影響を受けやすく、増収が続くとは限りません。今後も、収入と支出のつり合いを基本に、決算で余ったお金は計画的に基金(目的ごとの区の積立金)に回し、景気が悪くなったときに基金を活用するという考え方で、持続可能な区政を進めます。
2 基金運用益について





区の基金は令和7年3月末で約1,431億8,000万円あり、災害や施設の建て替えなどに備える大切なお金です。
リスクを取るのではなく、安全を最優先にしたうえで、長期間使う予定のないお金は、金利が上がった今の環境を生かして運用すべきです。
預金金利を金融機関に競わせたり、国債などの債券での運用を増やしたりして、運用益をさらに高められないでしょうか?



令和7年度の運用収入は約11億5,900万円で、前年度より約9億5,900万円増えました。
現在は13の金融機関に預けており、選ぶ際は預金金利を重要な項目の一つとして、引き続き競争させていきます。
運用の内訳は預金が約9割、債券が約1割です。金利が上がっている今は、債券の割合を高めて、運用益をさらに確保していくべきだと考えています。
3 防災について


(1) 防災関連製品展示商談会の成果について



7月に板橋区と高知県が共同で開いた防災関連製品の展示商談会では、どんな成果があったのでしょうか?
数字だけで終わらせず、紹介された製品が災害時に本当に役立ち、使いやすいのかを、避難所訓練などで実際に試して確かめる仕組みをつくってはどうでしょうか?
あわせて、断水時でも使える大容量の災害用トイレを、学校の改修などに合わせて検討するよう要望します。



商談会には区内10社、高知県5社の計15社が出展し、浄水器や防災トイレ、備蓄用品などを展示しました。
管理会社や町会などとの複数の取引成立や、両地域の企業による共同開発の開始が報告されています。
区は令和8年度から、新しい製品や技術を区内で試すことを支援する事業を始めており、防災分野の企業にも積極的に参加していただきたいと考えています。
(2) 避難所訓練について



避難所の訓練は、町会・自治会など、日頃から地域活動に参加している方が中心になりがちです。
しかし実際の災害では、子ども連れの方や高齢者、車椅子の方なども避難してきます。
福祉関係団体などと連携し、配慮が必要な方に「参加してもらう」のではなく、当事者と「一緒につくる」避難所訓練に取り組むべきではないでしょうか?



各避難所では毎年、地域の方や学校関係者と運営について話し合っています。
一部の避難所では支援が必要な方を対象にした訓練を、一部の福祉避難所(高齢者や障がいのある方などのための避難所)では受け入れを想定した訓練を行っています。
今後は福祉関係団体や町会・自治会と連携し、当事者の視点を取り入れた訓練の方法を検討します。
4 民泊による生活環境への影響と条例改正について





区内の民泊は1年で306件から406件に、苦情・相談は15件から61件に増えました。
区は条例改正の案(素案)で、日曜正午から金曜正午までの営業を制限する地域を区内全域に広げる方向です(家主同居型などは例外)。
ただし素案では、すでに営業している施設は対象外です。近隣の方の切実な声も届いており、既存の施設にも段階的に適用すべきではないでしょうか?



営業制限を既存施設にも広げた他区と比べると、板橋区は苦情件数が大幅に少なく、指導で改善を確認できている例も多いため、素案では既存施設を対象外としました。
一方で、苦情への対応やごみの適正な処理などのルールは、既存施設にも適用することを検討しています。
指導や勧告で改善されない事業者は、公表することを想定し、今後、法律に基づき命令とあわせて改善、条例改正を勧めてまいります。
5 いたばし地域クラブ「野球クラブ」について





区は令和7年度、全区立中学校の野球部を一斉に地域のクラブ「いたばし地域クラブ」へ移し、野球クラブには約8,983万円の予算が充てられました。
この費用に見合う成果はあったのでしょうか?
生徒の活動の機会や、教員・保護者の負担がどう変わったのかを検証し、その結果を、今後ほかの部活動を地域へ移すときに生かしてください。



野球部がなかった3校の生徒も参加できるようになり、令和8年8月末時点で15人が活動しています。
部員が足りなかったチームも、合同で大会に出られるようになりました。顧問だった教員37人のうち、引き続き指導しているのは22人です。
課題だった指導者の確保は、令和8年度から民間事業者への委託で対応しています。なお、家庭が負担する用具代などの平均額は把握していません。
6 板橋区立エコポリスセンターの事業展開について





板橋区には、光学、印刷、精密機器、金属加工など、高い技術を持つものづくり企業があります。
エコポリスセンターで区内企業と連携し、工場で出る廃材を使った工作体験や、技術者から学ぶ小・中学生向けの授業を行ってはどうでしょうか?
また、来館者数だけでなく、企業や学校、地域とどれだけつながりを生んだかで、事業を評価すべきではないでしょうか?



区内のものづくり企業は重要な地域資源であり、連携を深めて事業を展開します。
学校への出前講座では、これまで企業と連携した実績はありませんが、実現に向けてチャレンジします。
評価については、新しい環境基本計画で、様々な団体と連携する取り組みの実施をすでに指標に加えています。
板橋区の区議会議員として、横川たかゆきは皆さまの声を届けていきます


今回も、私が疑問に感じたことや、区民の皆さまからいただいたお声をもとに、板橋区に質問しました。



区のお金の使い方から、防災、民泊、子どもたちの部活動、環境学習まで、どれも暮らしに身近なテーマです。
これからも皆さまの声を区政につなげていきますので、ご意見・ご要望がありましたら、お気軽にお寄せください。









