【板橋区議会】令和8年第1回定例会「予算審査特別委員会総括質問」をおこないました

板橋区議会議員の横川たかゆきです。
令和8年、3月16日に「令和8年第1回定例会」が開かれ、会派を代表して総括質問をおこなってきましたのでご報告いたします。
横川たかゆき今回も皆さまからいただきました意見や要望をもとに板橋区に質問してまいりました!
前提:議会における「総括質問」とは?(板橋区議会)





最初に、「総括質問ってなに?」と思いの方が多いと思いますので、かんたんに説明します。
「総括質問(そうかつしつもん)」とは、区議会において新年度の予算や区長の施政方針に対して、議員がまとめて質問する場のことです。
板橋区議会では、毎年3月頃に開かれる「第1回定例会」で行われることが多く、翌年度の区政運営に向けて、どんな方針で進めていくのか、どこに予算を使うのかといった全体の方向性について、議員と区がやり取りをする大事な時間です。
区政全体を問う、まとめの質問
普段の議会では、例えば「子育てのことだけ」「道路整備だけ」といったテーマごとの質問が中心ですが、総括質問はもう少し視野を広くして、区政全体をまとめて見るような質問になります。
- 区長が発表した施政方針(来年度、どんな考えで区政を進めるのか)
- 新年度予算の大きな組み立て方(何に力を入れるのか)
- 各部署の重点的な取り組み(子育て、防災、福祉、産業など)
こうした「まち全体をどう動かしていくのか」に関わることについて、議員がまとめて質問し、区側(区長や区の職員など)が答えていく形式です。



要約すると
「次の1年、この板橋をどうしていくか?その計画の予算は大丈夫か?」
のような、議員が区全体の方針を一つひとつ確認し、必要があれば改善を求めていく場、それが「総括質問」なんです。
横川たかゆきが総括質問で質問した内容はこちら(令和8年第1回定例会)


- 1 「いたばしNo.1実現プラン2028」における戦略事業について
(1) ウェルビーイング戦略「MIRAI SCHOOLいたばし」について
(2) クリエイティブ戦略「かわまちづくりの推進」について
(3) トランスフォーメーション戦略「公共交通の機能向上と整備促進」について - 2 公共施設・公有地について
- 3 民泊問題について
- 4 板橋区スポーツ推進委員協議会について
(1) 人材不足について
(2) 区のスポーツ行事主催について - 5 板橋区におけるスペシャリストの採用について
今回は、上記の内容を板橋区に質問してきました。
1 「いたばしNo.1実現プラン2028」における戦略事業について


(1) ウェルビーイング戦略「MIRAI SCHOOLいたばし」について



令和6年度、区内の不登校児童・生徒は約1,180人にのぼっています。
原因も無気力・生活リズムの乱れ・家庭環境など多様化・複雑化してきました。
「MIRAI SCHOOLいたばし」では、校内別室の活用や地域・民間・フリースクールとの連携など、一人ひとりに合った学びの環境をどう整備していくのでしょうか?



平成28年からの10年で、基礎学力の向上や学校施設の更新など着実に成果を上げてきました。
一方で、子どもの体験活動の不足や地域のつながりの希薄化はまだ課題として残っています。
これからは「板橋全体を学びのキャンパス」として、学ぶ内容・方法・場所の3つの観点から取り組みを進め、コミュニティスクールやi-youth、地域福祉コーディネーターとも連携しながら、多様な学びの機会を広げていきます。
(2) クリエイティブ戦略「かわまちづくりの推進」について



荒川河川敷を活かした「かわまちづくり」は、第1期の連絡通路が今年度末に完成を迎えます。
この事業が区民の暮らしや地域にどんな価値をもたらすのか。
また音楽フェスや防災体験型キャンプ、カヌー体験など区外からも人を呼べるインパクトある展開も含め、どんなビジョンで進めていくのでしょうか?



荒川は板橋区の重要な地域資源のひとつです。
区民に親しまれる環境づくりを通じて、地域への愛着や誇りを育んでいきたいと考えています。
令和6年度に設置した専任部署のもと、民間のアイデアやノウハウを積極的に取り入れながら、「創造都市の先進事例」を目指し、誰もがまた訪れたいと思えるにぎわいある空間・体験づくりを進めていきます。
かわまちづくりに関しての詳細はこちらをご覧ください。


(3) トランスフォーメーション戦略「公共交通の機能向上と整備促進」について



少子高齢化が進む中で、高齢者や子どもなど誰もが移動しやすい交通環境の整備が重要になっています。
令和8年度予算に2,200万円が計上された自動運転移動サービスの導入検討。
どんな調査を行い、どんな視点で事業者を選定したのか、また導入に向けてどんな課題を想定しているのでしょうか?



既存のコミュニティバス路線を対象に、他自治体の実証実験の状況調査や導入可能路線の選定・ロードマップの作成を進めます。
課題としては歩行者・自転車への安全対応、地域住民の理解、交通事業者との連携体制の構築を想定しており、実証実験の際には試乗者や住民へのアンケートも実施する予定です。
2 公共施設・公有地について





老朽化した公共施設の更新や区有地の活用は、区政の重要な課題です。
開設から30年が経過したエコポリスセンターの再生活用プランや、令和8年4月からおとしより保健福祉センターの一部が空き施設となる中、約190万㎡にのぼる区有地も含め、区民の財産をどう有効活用していくのでしょうか?



エコポリスセンターについては、平日の稼働率の低さや展示中心の運営が課題であることを認めつつ、環境教育にクリエイティブな視点も加えソフト・ハード両面から機能向上を実現していきます。
空き施設は庁内のニーズ把握・内部検討を経てスピード感を持って活用方針を決定し、区有地についても駐車場貸付や売却を含めた財源確保と有効活用を進めていきます。
3 民泊問題について





板橋区内の民泊届出件数は2018年から2026年2月までで404件に増加。
板橋一丁目では家賃を約2.5倍に引き上げた上で無届け民泊化が発生するなど、地域への影響が深刻化しています。
準工業地域への規制拡大や学校周辺への新規設置制限など、今後のルールづくりをどう進めていくのでしょうか?



現在は住居専用地域に土日祝日のみの営業制限を設けており、一定の抑止力になっています。
準工業地域や学校周辺への規制については直ちに条例改正を行う考えはありませんが、届出数や苦情の状況・国の動向を見極めながら、生活環境の平穏を守るため条例改正を含めた対応を検討していきます。
民泊問題に関しては、現在条例改正に向けて動いております。詳細はこちら。


4 板橋区スポーツ推進委員協議会について


(1) 人材不足について



地域スポーツを支えるスポーツ推進委員は現在58名で、来年度は54名まで減少する見込みです。
平均年齢55歳と高齢化も進む中、担い手不足への対策は?
また非常勤公務員でありながら月額7,900円の報酬とは別に年間3万5,000円の会費を自己負担している現状、報酬の見直しはどう考えているのでしょうか?



高齢化が進んでいることは認識しており、区内在住要件の緩和など推薦基準の変更を実施しています。
引き続き安定的な運営に向けて努めていきます。
会費分の報酬上乗せは現時点では考えていませんが、平成27年度から据え置きとなっている月額7,900円の報酬額については、他区の状況も踏まえながら引き続き検討していきます。
(2) 区のスポーツ行事主催について



かつて区が主催していたウオークラリー大会やドッジボール大会が、コロナ禍以降スポーツ推進委員の主催に移管されています。
なぜそうなったのか、そして今後、板橋区独自の新たなスポーツ大会の開催など、スポーツ振興をどう盛り上げていくのでしょうか?



コロナ禍の令和2年に「官から民へ」の方針で事業移管しました。
スポーツ推進委員が自主的に大会内容を検討できることは地域の活性化にもつながると考えています。
今後は「スポーツ推進ビジョン2035」に基づき、ウオーキングの推進・公園や河川敷の活用・スポーツプロモーションを重点施策に掲げ、まずは既存のウオーキング大会を民間の助言を得てブラッシュアップしていきます。
5 板橋区におけるスペシャリストの採用について





板橋区在住の航空会社OBが観光振興への貢献を申し出たものの現行制度の壁で実現できず、青森県八戸市へ赴任することになった実例があります。
奈良県生駒市では民間連携により18職種47名の外部専門人材を採用し、DXや地域づくりを推進しています。
観光・スポーツ・ブランディング分野での専門人材を、板橋区はどう採用・活用していくのでしょうか?



専門的な知識・経験を持つ人材を一定期間活用できる任期付職員制度や特別職非常勤職員といった採用ルートがあります。
児童相談所経験者の採用やオリンピックメダリストのスポーツプロモーター採用といった実績もあり、今後も所管部署からの要望を踏まえながら、専門人材の確保に努めていきます。
板橋区の区議会議員として、横川たかゆきは皆さまの声を届けていきます


今回も、去年に引き続き私のほうで疑問に感じたこと、区民の皆さまからいただきましたお声を代表して板橋区に質問しました。



都内でも住みやすいまちになるように、様々な意見を取りいれて板橋区の職員の方々が頑張ってくださっています。
子どもから高齢者の方まで「板橋っていい街だよね!」と言われるような素敵な街にしていけるように区政に声をあげていきますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします!







