板橋区の不登校支援の現場から「親が抱える不安」を解消するアドバイスを共有(板橋区議会議員 横川たかゆき)
板橋区議会議員の横川たかゆきです。
「自分の育て方が悪かったのか」「これからどうすればいいのか」と自分を責めたり、孤立感を感じたりすることもあるかもしれません。
ただ、以前の記事にも書いたことなのですが「不登校は誰にでも起こり得ること」ですので、自分を責めないでください。
そこで今回は、PTAの会長、青健会長として不登校支援の現場で実際に見てきた「親が抱える不安」を解消するためのアドバイスを共有できればと思います。
少しでも、心が軽くなるヒントをお届けできれば幸いです。
不登校のお子さんを持つ親が抱える不安
不登校の問題に直面したとき、親御さんが感じる不安はさまざまです。
自分を責める気持ち
「子どもが学校に行けないのは自分の育て方のせいだ」と感じる。
親としての役割を果たせていないと自己否定してしまう。
子どもとの距離感に悩む
「どう接すればいいのか分からない」「声をかけても反応がない」。
話をしたいけど、かえって子どもを追い詰めてしまいそうで怖い。
孤独感や周囲の目
「他の家庭と比べてしまう」「学校の先生にどう思われているのか気になる」。
誰にも相談できず、一人で悩みを抱え込んでしまう。
将来への不安
「このまま学校に戻れなかったらどうしよう」「勉強が遅れてしまうのではないか」。
進路や社会復帰に向けた道筋が見えず、不安が膨らむ。
などがよく挙げられます。
次の項目では、実際の現場でよくアドバイスされている内容をお伝えいたします。
心を軽くするためにできること
不安を完全に取り除くことは難しいかもしれませんが、心を軽くするためにできることはたくさんあります。
以下の具体的なアクションを試してみてください。
自分を責めない
子どもの不登校は、必ずしも親の責任ではありません。
自分を責める代わりに、「今できること」に意識を向けましょう。
子どもと適切な距離感を保つ
子どもが話したいときに耳を傾ける姿勢を持つことが大切です。
無理に話を聞き出そうとせず、「どんなときでも見守っているよ」という安心感を伝えましょう。
自分自身の時間を持つ
親自身がリフレッシュする時間を意識的に確保しましょう。
趣味や散歩など、自分をリラックスさせる活動を取り入れることで、ストレスを軽減できます。
同じ悩みを持つ親とつながる
板橋区内で実施される親向けの交流会やセミナーに参加することで、孤独感を和らげることができます。
他の家庭の体験談を聞くことで、新しい視点や解決策を得られることもあります。
不安を一人で抱え込まず、板橋区の不登校支援を活用する
板橋区の支援を活用して「不安を一人で抱え込まない」ようにしてみてください!
親御さん向けの相談窓口は心の支えになります。
教育相談窓口
不登校についての相談や学校との連携方法についてアドバイスを受けられます。
親自身の悩みを聞いてもらうことも可能です。
電話:03-3579-2199
時間:月曜日から金曜日(祝日、年末年始を除く) 午前9時00分から午後5時00分まで
※担当職員が不在の場合、担当職員から折り返しのご連絡となる場合がございますので、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
心理・言語専門相談(教育支援センター・成増教育相談室)
お子さまの成長にともなって生じてくるさまざまな心配事や悩みについて、専門職の教育相談員(臨床心理士、言語聴覚士)が相談をお受けします。
詳細に関しては、下記のホームページをご覧ください。
親向けセミナーやワークショップ
板橋区では、子どもの気持ちを理解するためのセミナーや親同士の交流会が開催されています。
詳細は教育相談窓口や板橋区のホームページで確認できます。
不登校支援の現場では「親が元気でいること」が子どもの安心感につながる
不登校支援の現場では、「親が元気でいること」が子どもの安心感につながると言われています。
親自身が「大丈夫だよ」と思えるようになることで、子どもも少しずつ心を開きやすくなります。
特に以下の点を意識してください
不登校の問題は、一人で抱え込まないで
不登校の問題は、親御さん自身が大きな不安を抱える課題です。
でも、一人で悩みを抱え込む必要はありません。板橋区の支援や地域のつながりを活用し、少しずつ前に進むお手伝いをさせていただければと思います。
「親だからこそ不安になる」という気持ちは、とても自然なことです。
私、横川たかゆきはPTAの会長、青健会長を経験した板橋区議会議員として、現場の声を大切にしながら、より良い支援体制を構築できるように引き続き声を上げていきます。