【ひとり親家庭支援】板橋区の「母子及び父子福祉資金の貸付」制度の紹介(板橋区議会議員 横川たかゆき)

板橋区議会議員の横川たかゆきです。
ひとり親家庭(シングルマザー・シングルファーザー)の方にとって、子どもの養育費や学費、生活資金の確保はとても繊細で重要なテーマです。

そんなときに知っておいてほしいのが、板橋区が相談窓口を設けている「母子及び父子福祉資金の貸付」制度です。
この制度は、ひとり親家庭(母子・父子)や寡婦の方が安定した生活を送れるよう、必要な資金を無利子または低利子でお貸しする仕組みです。
貸付のため審査はありますが、子どもの進学費用や就労に向けた資格取得費用など、将来に向けて必要なまとまった資金を準備したいときに役立ちます。
今回は、父子福祉資金の貸付制度について分かりやすく解説します。
母子(シングルマザー)及び父子(シングルファザー)福祉資金の貸付制度とは?


制度の目的
母子家庭(シングルマザー)及び父子家庭(シングルファーザー)の方が、経済的に自立して安定した生活を送るために必要な資金をお貸しする制度です。
国や自治体が原資を用意し、適切な審査を行ったうえで資金を貸し付けるため、民間の金融機関よりも安心して利用できる点が特徴です。
母子・父子自立支援員のサポート
板橋区では、「母子及び父子福祉資金の貸付」をはじめとする各種支援制度の相談窓口として、母子・父子自立支援員が配置されています。
制度内容の説明や貸付申請手続きのアドバイス、他の公的支援との組み合わせについてもサポートを受けられるので、まずは遠慮なく相談してみてください。
「母子及び父子福祉資金の貸付」制度の対象・種類


主な対象者
- 都内に6か月以上お住まいの母子家庭の母、または父子家庭の父等
- 20歳未満のお子さん等を扶養している方
所得や世帯状況によって貸付条件が異なる場合があります。
ひとり親家庭である証明(児童扶養手当証書など)を求められることもあるため、詳しくは担当窓口でご相談くさださい。
※ただし一部の資金では、要件を満たす場合、連帯保証人が不要になる場合があります。詳しくは窓口にお問い合わせください。
- 板橋福祉課総合相談係
電話:03-3579-2322 - 赤塚福祉課総合相談係
電話:03-3938-5126 - 志村福祉課総合相談係
電話:03-3968-2331
貸付される資金の種類
一口に「福祉資金」といっても、さまざまな種類があります。一部ですが、
- 生活資金
- 一定期間、生活費を補うために貸し付ける資金。緊急の出費にも対応できるケースあり。
- 修学資金
- 小・中・高校、大学、専修学校などの授業料や入学金、教材費などを賄うための貸付。
- 就学支度資金
- 進学・入学の際に必要となる制服代や教科書代、備品購入費用などのサポート。
- 就労促進資金
- 資格取得や技能習得のための講座・研修費用に利用できる場合がある。
- 住宅資金
- 住宅の増改築や補修費用、敷金・礼金などをまかなうための貸付。
など。
実際には、貸付種目ごとに貸付限度額や返済条件、必要書類などが細かく設定されています。
詳細は、公式ホームページの「資金の種類」箇所でご確認ください。
「母子及び父子福祉資金の貸付」制度の申請から貸付までの流れ


まずは相談
貸付の利用を検討している方は、お近くの福祉課で、母子・父子自立支援員にご相談ください。
必ずお電話でご予約のうえ、ご来所ください。
- 板橋福祉課総合相談係
電話:03-3579-2322 - 赤塚福祉課総合相談係
電話:03-3938-5126 - 志村福祉課総合相談係
電話:03-3968-2331
必要書類の準備・審査
支援員との面談で、貸付を希望する資金の種類や金額を確認したら、具体的な必要書類の案内を受けます。
- 所得証明書
- 住民票
- 就学先の受験・合格証明書(修学資金を希望する場合)
- 見積書(住宅資金などの場合)
など、資金の種類や世帯状況によって異なります。
必要書類をそろえて申請すると、審査が行われ、貸付の可否や金額、利率などが決定します。
※ただし一部の資金では、要件を満たす場合、連帯保証人が不要になる場合があります。詳しくは窓口にお問い合わせください。
貸付決定・契約
審査に通ったら、正式に貸付契約を結ぶことになります。
貸付限度額や利息、返済期間などをしっかり把握し、無理のない返済計画を立てましょう。
返済とアフターサポート
貸付金はあくまでも「借入」なので、決められた期間内に返済することになります。
また、他の制度との併用で、より負担を軽減できるケースもあるため、困ったときは遠慮なく相談してみてください。
注意点・Q&A


- 利率はどのくらい?
-
無利子と有利子の種類がありますが、低金利に設定されている場合が多いです。詳細は借入する資金の種類によって異なるため、必ず区の担当窓口に確認してください。
- 必ず貸付を受けられますか?
-
審査結果により希望どおりの金額が借りられない場合や、貸付自体が難しい場合もあります。事前に支援員との面談で返済能力や家庭状況を相談し、適切な金額を設定してください。
- 返済中でも新たな貸付を申し込める?
-
種目や返済状況によっては再度の借入が認められることもあります。ただし条件が厳しくなる場合もあるので、必ず担当窓口へ相談を。
一人で悩まず、板橋区役所にご相談くさださい


母子及び父子福祉資金の貸付制度は、貸付にはなりますが「資金が必要」というひとり親家庭にとって、大きな助けとなる制度です。
板橋区では、支援策、サポートの制度が多々あります。



大切なことは、いざというときのために、様々なサポート制度が板橋区にあることを「知っている」ということです。
不安なことがあれば、一人で悩まず、区役所にご相談くさださい。
これからも横川たかゆきは、板橋区議会議員として板橋区の情報や制度を皆さまに発信し、より暮らしやすい板橋区にするために尽力していきます。