【ひとり親家庭等医療費助成】シングル家庭の子どもと親の医療費負担を減らす板橋区の支援制度（板橋区議会議員 横川たかゆき）

板橋区議会議員の横川たかゆきです。

ひとり親（シングルマザー・シングルファーザー）家庭の方にとって「医療費」は家計を圧迫する要因のひとつです。

診察料や薬代、場合によっては入院費など、医療費がかさむと経済的にも精神的にも不安が増してしまいますよね。

そんな不安を少しでも軽減するために活用したいのが、板橋区の「ひとり親家庭等医療費助成」制度です。

今回は、ひとり親家庭等医療費助成の概要や対象者、申請方法などを分かりやすくまとめますので、困ったときには板橋区に頼れる制度があることを知っていただけると嬉しいです。

ひとり親家庭等医療費助成とは？

板橋区では都の制度と連携しており、以下のような特徴があります。

助成対象

• ひとり親家庭の母または父、およびその子ども
• 対象となるのは、児童扶養手当を受給している、または一定の所得制限内にあるひとり親家庭等

助成内容

• 医療機関や薬局で保険診療を受けた際の自己負担額が、月ごとの定められた限度額まで軽減されます（外来・入院・調剤を含む）。

差額ベッド代など、保険の適用外となる費用は助成対象外です。

こうした助成を受けるためには、まず「ひとり親医療証」を取得する必要があります。

詳細は板橋区の公式サイトをご覧ください。

ひとり親家庭等医療費助成の対象者と所得制限

対象者の概要

• 板橋区内に住所を有するひとり親家庭等
• 公的な健康保険に加入していること
• 児童扶養手当受給者、または受給に準じた所得制限（一定の限度額）の範囲内にある方

世帯の所得状況は年ごとに確認が行われます。

もし児童扶養手当を受給していない方でも、所得制限を満たせば対象となる場合があるため、自分が該当するかどうか分からないときはお気軽に区役所にお問い合わせください。

児童扶養手当に関してはこちらで説明しております。

所得制限の目安

所得制限の基準は、家族構成や扶養人数によって変わります。

最新の情報や具体的な金額表は、板橋区公式ホームページや担当窓口で確認してください。

収入が少し超えてしまっても、諸控除によって対象となるケースもあるため、自己判断せず相談してみることをおすすめします。

ひとり親家庭等医療費助成の申請方法・必要書類

申請の流れ

1. 担当窓口へ相談
   まずは板橋区公式サイトや電話などで、必要書類や手続きについて確認しましょう。
2. 書類を準備・提出
   児童扶養手当証書（受給者のみ）や所得証明書、健康保険証などを用意し、窓口へ提出します。
3. 審査・医療証の交付
   審査の結果、要件を満たしていれば「医療証」が交付されます。

必要書類の例

• 健康保険証（申請者・子ども）
• 住民票（世帯全員分）
• 所得証明書（前年度分）
• 児童扶養手当証書（受給している場合）
• 戸籍謄本など（必要に応じて）

どの書類が必要かは人によって異なる場合があるため、事前に区役所や公式サイトなどでご確認してください。

ひとり親家庭等医療費助成の注意点・よくある質問（Q&A）

月ごとの自己負担限度額はどのくらい？

所得や家族構成によって異なります。最新の上限額は公式サイトか窓口にてご確認ください。

医療証の交付後に所得が上がったらどうなる？

所得制限を超えると、次年度更新時に対象外になる場合があります。収入変化があった際は早めに区役所へ相談しましょう。

ひとり親でなくなった（再婚した）ら？

再婚など家族状況が変わった場合、支給要件を満たさなくなることがあります。早めに手続きの確認を。

遠慮なく板橋区役所に相談をしてください

ひとり親（母子家庭・父子家庭）家庭にとって医療費は家計を圧迫しやすい部分です。

板橋区の「ひとり親家庭等医療費助成」をはじめとする制度を「知らない」ままでいると、せっかくの制度を活かせません。

板橋区議会では、ひとり親家庭だけでなく、区民を支援するための医療費助成や、生活全般にわたるサポート策を継続的に議論しています。

横川たかゆきは板橋区議会議員として、区民の方がより利用しやすい制度や区のサポートとなる情報を常に発信し、住民の皆さまの声を行政へ届けていくことに尽力いたします。